the road to trust

開発部 主任
2009年度入社

K.K

turning point
My Turning Point 1

経済学部卒の新人が
「プロ」になった瞬間

私は学生時代からプログラミングの経験は一度もありませんでした。しかし、いつもどこかに「何か目に見えるかたちでモノづくりをしてみたい」という想いがあり、就職活動を通じて「システム開発」という仕事に興味を持つようになりました。中でも当社を選んだ理由は、ユーザーとの距離が近く、自分のアイデアを活かしてシステムをつくれると感じたことです。入社後は年金関連システムの開発を行う部署に配属され、プログラミングやテスト、設計の基礎を学びました。初めのころはITと金融のどちらの専門用語も全くわからなかったので、自発的に調べたり、先輩に質問をしたりするのに必死でした。そんな素人同然だった私が、「プロ」としての自覚に目覚めたのは入社2年目のとき。自分にとって未知の開発業務を上司に打診されたとき、「この業務についてはまだ知識が足りないので、できそうにありません」と消極的な回答をしたところ、「そうか。じゃあ、いつになればできるようになる?」と訊かれたのです。私は答えることができませんでした。つまりどんな仕事も、やらない限りはいつまでもできないままだということ。それ以来、「未知の仕事だからこそ挑戦することで、学び、成長していく」という意識を持つようになりました。

My Turning Point 2

高度な年金システム開発を通じ
顧客の信頼を獲得

私は入社以来、年金システムを作る部署に在籍していますが、その中でも私が担当しているのは、年金数理システムと呼ばれるもの。年金数理とは、確率・統計学を中心とした高度な数理的知識を活用し、年金制度における財政状況の診断、財政運営のアドバイスなどを行う業務で、信託銀行にはこれを専門で行う「年金数理人」という資格職が存在します。数理業務自体が非常に複雑なものであるため、そのシステムを作るSEには、IT知識だけでなくひときわ高度な業務知識が求められます。しかし、それだけに新しい知識を学ぶ機会も多く、経験を積み重ねるうちに「年金というのはこういう仕組みになっていたのか」という発見に、面白さを感じるようになりました。特に、そうした成長を実感したのは入社4年目のころ。ユーザー(銀行員)からシステムに関する突発的な質問を受けてもスピーディに回答できるようになり、新機能の打合せをするときにも「こうした仕様のほうが業務を効率化できるのでは」と自発的に提案もできるようになりました。そうした提案がユーザーの望む以上の成果を生み出し、ユーザーから信頼を寄せてもらえたときが、年金関連システムのプロフェッショナルとして達成感を感じる瞬間です。

My Turning Point 3

プロフェッショナルとして
さらに幅広い業務を経験したい

現在も私は同じ部署で年金数理システムの開発に携わっており、直近の仕事としてはこのシステムが稼働している基盤部分を更改するプロジェクトを推進しています。また、最近主任に昇格したことに伴い、より幅広い経験を積むため、年金数理システム以外の複数のプロジェクトにも横断的に関わりながら、上流工程の業務を行うようになりました。おかげでこれまで以上に年金システムの全容がわかるようになり、この分野での知見が深まっていると感じます。年金システムの開発に関わるやりがいは、やはり国民の老後の生活を保障する社会性の高さでしょうか。法改正や基金の制度設計に基づくシステム改修など、働く人にも年金をもらう人にも直接影響するような仕事だけにプレッシャーもありますが、だからこそ面白いとも思います。しかし、いつまでも年金システムだけに携わりたいわけではありません。いずれ、今とは違う業務を担当し、また新しい知識や仕事のやり方を学び、深めたいと考えています。なぜなら、それが金融系SEというスペシャリストとしての成長につながるはずだからです。多彩な事業を運営するSuMiTS&Sなら、これからもたくさんの「未知の経験」ができると期待しています。

Message

働き方改革が進んでいる今、労働の効率化や生産性の向上、顧客のライフスタイルの変化に応じるため、これまで以上にITが果たすべき役目は大きくなります。我々が属する金融業界もその例外ではなく、これからはクラウドやフィンテック、またこれに続く先端技術も積極的に取り入れなければならないでしょう。実際、当社も新たな技術の検討を期待されており、業務と並行しながら新技術の研究を進めているところです。SuMiTS&Sは、役職や年齢に関係なく自由に意見を発信できる風通しの良さがありますし、自らユーザーに提案したアイデアを実現する機会も豊富にあります。新しいトレンドを身近に感じられる環境で自分の力を試してみたい人には、おすすめの職場だと思います。