the road to trust

運営部 スペシャリスト
2000年度入社

M.M

turning point
My Turning Point 1

開発、基盤の両部門を経験し、
エンジニアとしての基礎を確立

私がSuMiTS&Sを選んだ理由は、ITスキルはもちろん、通常の銀行業務、さらに年金などの信託業務に関する知識を習得して成長できることでした。さらに、開発、基盤、運用と技術的に幅広い分野を経験できることも当社の魅力の一つです。入社後、最初に配属されたのは開発部で、ここでは年金システムの開発に取り組みました。その後、一人目の出産・育児休業を経て、2007年には証券代行業務の新規システム構築へ参画。こちらでは新規分散システムの基盤構築に取り組みました。異動したばかりのころは、開発とは違う仕事内容に苦手意識を感じたこともあります。なぜなら開発で必要となるのは主にプログラミングの知識ですが、ハードウエアやミドルソフトをメインとした、コンピュータに関する広範な基礎知識が求められるからです。しかし今振り返ってみると、開発、基盤の両方を早い時期に経験したことで、エンジニアとして幅広いベーススキルを身につけられたと感じています。また、要件定義から保守まで多数のパートナー社員の取りまとめを任せてもらい、プロジェクトマネジメントのスキルを磨くことができました。5年ほど証券代行の基盤チームで基盤構築・保守を経験した後、二人目の出産・育児休業を経て、今度は運営部へ異動となりました。

My Turning Point 2

府中ビル本番端末室で
静脈認証による無人運用化を導入

運営部に入ってから特に印象に残っているのは、2016年の夏にスタートした、府中ビル本番端末室への静脈認証システム導入プロジェクトです。従来、府中ビル本番端末室へ技術者が入室する際は、運営部のセキュリティスタッフによる対面の本人認証を受け、入室カードを受け取る必要がありました。この方法は高い安全性を確保できる反面、セキュリティスタッフを常駐させるコストがかかることが課題でした。また、少し離れた場所にある府中市内の分館では、セキュリティスタッフを配置できないことから、本番端末室の設置ができないという不便な状況もありました。そこで静脈認証システムによる本人認証を導入することで、入室管理の無人運用化プロジェクトが立ち上がったわけです。私はセキュリティ業務の取りまとめ役としてこのプロジェクトに参加し、運用方針の検討、関係者との調整などに従事しました。本番端末室は銀行システムの中枢に触れるセキュリティの要所である上、利用者は2000人以上。それだけに、第三者が絶対に破れないセキュリティレベルと利便性を両立することには苦心しました。プロジェクトは2017年3月に予定通り完了し、現在は新システムによる運用が行われています。

My Turning Point 3

「仕事も、プライベートも」を実現

静脈認証を含む新しい入室管理システムは現在に至るまで順調に運用されており、当初の狙い通り認証作業を無人化すると共に、府中ビル、分館の両方で本番作業ができるようになったことで、開発業務が効率化できたと評価をいただいています。現在は引き続き運営部で本番端末室の保守に携わっており、サーバへのアクセス権の管理など、セキュリティ強化に励んでいます。当社の中で「本番稼働するシステムを毎日守り続けることができるのは私たちだけ」という気持ちを持ちながら、日々強い責任感を持って業務に取り組んでいます。今後の目標は、運営部の各業務を一通り経験して全体を見られるようになり、部門を横断した調整業務をより円滑に遂行できるようになること。過去の経験を活かして、部門の枠を超えた高い視点で仕事をしたいです。
一方、プライベートでは二児の子育てを頑張っています。そのため、この2年間は時短勤務をしており、原則残業をせずに働いていますが、これからも引き続き、家庭とのバランスをとりながら限られた時間の中でしっかり成果を出したいと思います。そしていずれは、同じくワークライフバランスの実現を目指す部下や後輩を手厚くサポートしていける、そんなマネージャーや先輩を目指していけたらいいな、と考えています。

Message

「同じ会社でいつまでもルーティンワークが続くと飽きてしまう。新しいことにチャレンジし、成長し続けたい。」という方にとっては、金融IT業界はおすすめです。特に信託銀行は業務が多岐にわたりますし、当社が手掛ける開発フェーズも要件定義・構築から保守まで幅広いので、いつまでも新しい体験ができます。私自身、そのような環境に身を置くことができ、今もなお、新しい業務や資格に挑み続けています。ただし、そのためには自己研鑽は常に求められます。いつまでも向上心を持ち続けて、仕事に臨んでもらいたいと思います。