PROJECT業務系プロジェクト

PROJECT

プロジェクト01

金融マーケットを支える
大規模システムを全面リニューアル

開発部 N.J

金融市場の変化と顧客のニーズに応えるべく
新規システムを開発

三井住友信託銀行のマーケット事業では、多岐にわたる金融商品を展開しています。それらのサービスを支える最も重要なシステムと位置づけられるのが、インターバンク取引(国内外の金融機関間で行われる取引)を管理する「FO(ファンドオペレーション)」と、外国為替・外貨商品の取引管理や仕訳・総勘定元帳の管理を行う「外為オン」の二つ。これらのシステムはホストコンピュータ上で稼働していましたが、「マシンの老朽化」や「顧客ニーズや市場リスク、流動性リスクに十分対応できていない」という課題がありました。そこで2014年から、FO(ファンドオペレーション)と外為オンをホスト型よりも柔軟な、開発がしやすい分散型の新規システムに移管するプロジェクトがスタート。長年にわたり銀行の中枢にあったホストコンピュータを廃止すると同時に、多数の新機能を開発するという大規模かつ難易度の高いミッションでした。

総勢50名以上の技術者を統率し、プロジェクトを推進

この新規開発において重視したのは、徹底してユーザーのニーズを吸い上げ、銀行業務にとってメリットの大きなシステムを作ること。私がリーダーとして最も注力したことも、ユーザー(銀行員)へのヒアリングとそれを適切に反映した要件定義でした。私は、ともすれば迷走しかねない複雑なプロセスを整理しながら、総勢50人を超える二つのチームを並行して率いてプロジェクトを推進。2017年には無事、FO(ファンドオペレーション)の機能をホストコンピュータから新規システムに完全移管し、外為オンが管理する業務機能の一部も新規システムに移管(こちらは一部ホストコンピュータと並行稼働中)することに成功しました。稼働時間の拡大、資金決済の自動化、電子承認などの新しい機能を実装し、銀行側からも「業務の平準化に役立っている」と評価されています。

プロジェクト02

三井住友信託銀行の全パソコン2万台を更改し、
最先端クラウド技術も検討する4か年計画

技術部 M.M

全銀行職員が使用するシステムを、より安全に、より便利に

三井住友信託銀行の全職員が利用するパソコンは約2万台。認証基盤、メール基盤、ウイルス対策等のインフラを担うサーバーは合計約90台あります。こうしたハードウェア、ソフトウェアはいずれも2011年前後に構築されたものであり、老朽化を迎えています。そこで、これらを全面的にリニューアルするプロジェクトがスタートしました。全銀行職員が利用するパソコンだけにミスは許されませんが、過去と同じシステムを踏襲するだけでは時代の流れに対応することはできません。コストを増大させずに、より速く、正確に動くシステムを実現し、職員の業務をサポートすることが私たちのミッション。そこで今回のプロジェクトでは、「従来と同様の保守的なシステムを採用するのではなく、時代のニーズに適応した最善のシステムを新しく模索しよう」という方針が採用されました。

慎重に研究を重ねつつ、先端技術の導入を検討

従来のシステムにおいて最大の課題の一つとされているのが、サーバー容量の圧迫です。当社では基幹サーバーを自社内のデータセンターに設置しているのですが、過去データの保全管理など、求められる要件の変化に伴って使用するデータ量が爆発的に増加しているのです。そこで検討しているのがクラウドの導入です。クラウドならデータ容量の増加に対して柔軟に対応することができ、さらに自社でサーバーマシンを持つコストを抑える効果も期待できます。ただし、セキュリティ面も含め万全の状態で導入するには、引き続き慎重に技術研鑽を重ね検討を続ける必要があるでしょう。4年がかりのシステム更改は、近年のプロジェクトでは最大規模と位置付けられています。全銀行職員がより効率的に、より安心して業務に取り組める環境に向け、着実にプロジェクトを推進していきたいと思います。

プロジェクト03

「ホスト勘定系システムの24時間稼働化」
銀行の最大・最重要システムの刷新に挑む

開発部 K.K / N.C

24時間365日、他行振込のリアルタイム着金を
実現するために

N.C

金融機関等から他行の口座宛てに振込を行う場合、現在は平日朝から夕方の時間のみリアルタイムで振込先の口座に入金(着金)されます。このため、平日夕方~翌朝、土日祝に振込を行っても口座への着金は次の平日の朝となります。この制約の理由の一つに、銀行間の振込を中継する「全銀システム」の稼動時間が限定されていることが挙げられます。全銀システムは決済インフラの高度化、経済活動の活性化と国民生活の向上を図るため、「24時間365日稼動」の実現を決定。三井住友信託銀行も全銀システムの更改に対応し24時間365日の振込を可能にするため、「全銀システム稼働時間拡大対応プロジェクト」を立ち上げ、ホスト勘定系システムの更改を決定しました。

K.K

三井住友信託銀行で稼働している数あるシステムの中でも、預金の管理を行い、払出/預入/振込等をコントロールする勘定系システムは、最大かつ最重要なコアシステムといえます。全銀システム稼働時間拡大対応プロジェクトは三井住友信託銀行内でも最重要プロジェクトに位置付けられています。Nは主任としてプロジェクト全体の管理を行い、私は内国為替システムの取りまとめ役として、銀行担当者・他システムの担当者との調整やシステム設計からテストの実施を行いました。

銀行や他部署と緊密な連携を取り、
妥協のない緻密さでプロジェクトを遂行

K.K

このプロジェクトの特徴は、通常のプロジェクトと比べて圧倒的に、コミュニケーションをとるべき相手が多岐にわたること。なぜなら勘定系システムはあらゆる銀行業務においてベースとなるものであり、更改をすれば他の多くのシステムに影響を与えるからです。社内の様々な部署と緻密に連携を取り、銀行担当者とも折衝を重ね、要件定義には慎重すぎるほどに時間をかけて万全を期しました。また、より迅速に対応するために全銀システムによる仕様確定前にプロジェクトを開始・遂行する必要があり、確定前と確定後で変更・修正対応が発生しましたが、プロジェクト全体で素早く情報を共有し、対応することができました。これも顧客やメンバーと距離が近い関係を築けていたおかげだと思います。

N.C

銀行の勘定系システムは個人・法人ともに正常な経済活動を行うためには欠かすことができないもので、まさに社会インフラであると言えます。だからこそ、このプロジェクトに関わるメンバーは、私も含め「絶対に成功させる」という固い決意と誇りをもって業務に取り組んでいます。そして、この24時間365日の稼動実現は三井住友信託銀行がこれまでと比べて大きなサービス向上を達成することに繋がります。